誘うのは恥ずかしいことではない
私自身13年間もの間セックスレスに悩んできましたが、その間「女から誘っていいのか」「誘うとしたらどうすればいいか」「断られたらどうしよう」などと色々考えました。
これらの迷いや不安の結論を言ってしまうと、行動を起こさなければ状況は悪くなる一方なので是非とも行動を起こすべき!
ただ勇気を出して誘いさえすれば解消できるほど甘くなく、長期的にいろいろと試してみることが重要で、ひとつのプロジェクトとして捉えたほうがいいかもしれません。
またセックスに誘う権利があるなら、相手にも断る権利があります。逆に言えば相手に断る権利があるからこそ、こちらから気軽に誘うことができるのです。
「誘ったんだから応じろ!」という考えはかなり理不尽で命令的ですから、断られても「OK!」と受け入れたほうがダメージが少なくて済みます。
NGな誘い方
まず男性側にも心と体の準備がある程度必要です。なので今日の夜ベッドでいきなり誘ってOKをもらうことは難しいでしょう。
何の前触れもなく誘われたら驚きますし、いきなり「今からムラムラしろ」と言っても無理があります。
さらに浴室やトイレ、女性の入浴中などに見えないところで自慰行為をして、今日の分はスッキリし終わってることもあるでしょう。
他にも仕事の疲れ、眠気、勃起しなかった時の気まずさと情けなさなど男性側にも準備が必要なことを理解しておきましょう。
誘うのではなく口説く
さて本題のセックスレス中の誘い方なのですが、「誘う」のではなく「口説く」というイメージをもっておくことが大切。
唐突に「付き合おう!」と言うよりも、デートを重ね相手に意識させて自分の好意を伝えてようやく「付き合おう!」と告白するわけです。
セックスも同じで「誘い方」ももちろん重要ですが、誘うまでも結構重要。
最初は「恋人」だったけど、セックスレスの今は「家族」として見られている可能性が高いわけです。なので「家族」からもう一度「恋人」になる試みこそが、セックスレスの解消であるとも言えますね。
普段の生活から改める
「付き合いたての彼氏と過ごしていたら絶対にやらないこと」を今のパートナーの前でやっていませんか?
何でもさらけ出せる関係としてそれはそれで素晴らしいことですが、恋人に戻るとしたら多少気を使わなければいけない部分です。
コレがダメとは一概に言えませんが、付き合いたての彼とのおうちデートを想像してみてマズイなと思う部分は改善してみましょう。
とはいえ頑張り過ぎは疲れますし、結果が出なかった時の切なさや怒りにつながりますので無理のない程度に。
セックスレス中の誘い方
さて具体的な誘い方やアプローチ方法ですが、始めに断っておくと正解はありません。
どの程度コミュニケーションをとっているか、下ネタはOKか、冗談はよく言う方か、など状況によってさまざまだからです。
そんな中でも自然かつ無理のない誘い方をいくつか紹介しておきたいと思います。
ちなみに以下に紹介するアプローチ法はセックスだけを目的にしたものではありません。二人の仲をより恋人チックにするという目的もあります。
なのでセックスレスの解消に直結しないからと言って落ち込んだり、あきらめたりするのはナンセンス。むしろ楽しみながら取り組むことが最重要です。
マッサージしてあげる
セックスレスになるとキスはおろか体に触れあうことすらあまりないというケースも多いです。
なのでまずは自然に体を触れ合うためマッサージから始めるといいかもしれません。
首、肩、背中を中心にマッサージするのはもちろん、「テレビで見たけど骨盤周りをほぐすといいんだって」など適当に理由をつけて仰向けになってもらい、太ももから股間にかけてきわどいマッサージするのもいいでしょう。
下ネタOKなら「やらしいマッサージみたいだね(笑)」などと冗談を言ってもいいかもしれません。
またその流れで冗談めかしてアソコを触ってみるのもあり。上手くいけばその気になってくれる可能性がありますし、少なくとも意識させることができます。
外泊してみる
お子さんがいるとなかなか難しいですが、ホテルや旅館など外泊すると気分が変わってやる気になってくれる可能性があります。
実際私の知り合いに外泊の時だけセックスするカップルもいます。
家にいると家族ですが、ホテルに二人っきりで泊まるとなるとデート感が強まり恋人感覚になるでしょう。
ボディークリーム始めてみる
いい匂いで誘うという効果のほかに、手の届かない背中にボディークリームを塗るのを手伝ってもらうことで地肌同士が触れ合う効果も見込めます。
とはいえ背中に毛がびっしり生えていたり、お肉がダルダルだったりすると逆効果なので事前に鏡で確認しておきましょう。
ボディークリームを使ってマッサージをしてあげるとかなり官能的になるのでおすすめですが、シーツがちょっと汚れるのがネック。
二人でお風呂
断られる可能性も高いですが、二人でお風呂に入って洗いっこや流しっこするのもオススメ。
その流れでアソコをいたずらっぽく触ってしまえるならそれもアリですね。
誘うきっかけが欲しければ、いいボディーソープや入浴剤のサンプルをもらえたなどど適当に理由を作りましょう。
晩酌してみる
普段晩酌してないのであれば、たまには二人で晩酌してみるものいいでしょう。ちゃっちゃっとおつまみなんか作れたりすると、喜んでくれるかもしれませんね。
酔っぱらった勢いで、、、とは簡単にはいかないかもしれませんが、お酒のせいにしてくっついたりキスをせがんでみたりと甘えてみるチャンスです。
匂いで落とす
個人的に重宝したのがラブコスメさんのヘアオイル。髪もつやつやになりつつ、官能的ないい匂いを演出できるので推せます。
香水だと寝る前などにつけるのには不自然かつ狙いすぎな感じがありますが、ヘアオイルなら何の問題もなくつけることができます。
誘う際のポイント
さてここからが本番ですが「たまにはエッチしたい」と言うだけ。
これまで書いてきたことをどれだけ楽しんできたか、恋人っぽさを感じさせることができたかが重要で、いきなり言うと驚かれたり引かれたりするので注意。
また言い方は重くならず、暗くならず、軽めかつ爽やかに言うこと。さらに「今日じゃなくていいんだけど」を添えることも重要。
とにかく男性にプレッシャーをかけるような言い方を避け、一度セックスレスについてちゃんと考えてもらう機会を作りましょう。
重くならないように
はっきり言って誘い文句はなんでもいいんです。ただ男性のプレッシャーになり過ぎない言い方が非常に重要。
これまで悩んできた時間やしてきた努力などを思い返し、堰を切ったようにあれもこれも言いたくなるかもしれません。
ですが男性に「セックスしなきゃ・・・」と思わせるのではなく「セックスしたいな」と思わせたいわけですよね。
プレッシャーをかければ「セックスしなきゃ・・・」という意識が強くなり、その焦りから男性の身体が反応しなくなる恐れもあります。
チャンスは1回だけじゃない
仮に「たまにはエッチしたい」と切り出した結果、期待したような答えが返ってこなかったとします。
ですがこれで一生セックスレスというわけではありません。私自身何度か切り出して失敗したことはありますが、今ではセックスレスは解消できています。
だからこそ失敗したら終了なんて考えず、軽めに爽やかに切り出しましょう。少なくとも自分の気持ちを伝え、セックスレスについて考えてもらえるだけでも一歩前進です。